【保存版】ニコンFマウントレンズの互換性一覧表|「非Ai」や「AF」が動くか一発判別!

Nikon F Mount

ハードオフのジャンクコーナーやフリマアプリで、1000円や2000円で売られているニコン(Nikon)の古いレンズ。「Fマウント」だから大丈夫だろうと思って買ったら・・・
「カメラに装着できない!」
「オートフォーカスが動かない!」
という経験はありませんか?

実はニコンのFマウントは「不変のマウント」「ニコンの良心」と言われながらも、内部の規格は複雑です。知識がないまま「非Aiレンズ」を無理やり装着すると、カメラ故障の原因になることすらあります。

この記事では、中古のニッコールレンズを買う前に必ず確認すべき「互換性のルール」を、分かりやすい早見表にまとめました。

本記事は「ニコンのデジタル一眼レフ:Fマウント」の記事です。ミラーレス一眼の「Zマウント」とは全く別物なのでご注意ください。

目次

【保存版】Fマウント互換性・早見表

まずはお持ちのデジタル一眼レフカメラと、買おうとしているFマウントレンズの組み合わせをチェックしてください。

カメラボディ非AiレンズAi / Ai-sレンズAFレンズ(Dタイプ含)AF-S / AF-Pレンズ
D3000 / D5000系
(D40/D60含む)
× 装着不可△ 装着可
(露出計×/MFのみ)
△ 装着可
(AF不可/MFのみ)
◎ 完全動作
D7000 / D90 / D70系× 装着不可△ 装着可
(露出計×/MFのみ)
◎ 完全動作◎ 完全動作
D6 / D850 / D700 / D500
(D300等の中級以上)
△ 一部可
(自己責任)
◎ 完全動作
(絞り優先AE可)
◎ 完全動作◎ 完全動作
Df◎ 装着可◎ 完全動作◎ 完全動作◎ 完全動作
  • ◎ 完全動作: オートフォーカスも露出計も問題なく使えます。
  • △ 装着可: 物理的には付きますが、ピント合わせが手動(MF)だったり、露出モードが「M(マニュアル)」しか使えなかったりします。
  • × 装着不可: 絶対に付けてはいけません。マウント部分が干渉し、ボディ側のレバーを破損させる恐れがあります。

Dfのみ全項目クリア!です。万能であることがよくわかりますね。
ここからは、失敗しやすい「2つの落とし穴」を詳しく解説します。

落とし穴1:物理的に付かない!「非Aiレンズ」の恐怖

1977年以前に製造されたAiレンズ」は、今のデジタル一眼レフに装着すると、物理的にパーツがぶつかってしまいます。
(※例外として、Nikon Dfなどの一部機種や、メーカー改造を受けた「Ai改」レンズは装着可能です)

Ai方式とは、「開放F値自動補正方式(Ai= Automatic Maximum Aperture Indexing)」のことです。
言葉が難しいのですが、フィルム一眼レフの時代に、レンズごとに異なる「開放F値」を装着時にボディに伝えるためのシステムでした。

見分け方は「カニ爪」を見よ!

レンズの絞りリングにある「カニ爪(銀色のパーツ)」の形状で見分けられます。

【危険】非Aiレンズ: カニ爪が「ただの半円」。穴が開いていない。

NIKKOR 非AIレンズ
半円形の爪に溝がある

【安全】Aiレンズ: カニ爪に「穴」が開いている。

NIKKOR AIレンズ
両方の爪に穴が開いている!

「カニ爪に穴がない=非Ai」と覚えておけば、ジャンクコーナーでの事故は防げます。初心者のうちは手を出さないのが無難です。

落とし穴2:AFが動かない!「ボディ内モーター」問題

「オートフォーカスのレンズなのに、シャッターボタンを半押ししてもピントが動かない…」
「ジャンクって書いてなかったのに、故障品じゃないか!」
それ、実は正常動作品の可能性があります。
動かない理由は、「カメラボディとレンズ、どちらにもAFモーターが入っていない」組み合わせなのかもしれません。
お手元にカメラとレンズがある方は、最初に記した一覧表で照合してみてください🔍

ニコンのAF(オートフォーカス)の歴史は、以下のように進化してきました。

  1. 昔(AFレンズ): カメラボディ側のモーターで、レンズをグリグリ回して駆動させる。
  2. 今(AF-Sレンズ): レンズの中に超音波モーターが入っていて、自分で動く。

もちろん、ニコン以外のサードパーティー製レンズでも注意が必要です。同様にオートフォーカスのモーターを持っていないものが存在しますので、購入時には「各社のウェブサイト」を十分確認してください。
ここで細かく調べて書くには複雑です。
代表例として、シグマは「HSM」、タムロンは「USD」と表記があればAFモーターを内蔵しています。

エントリー機ユーザーは要注意

D3000番台、D5000番台、D40、D60 などの小型軽量モデルには、ボディ内にモーターがありません。
そのため、古い「AFレンズ(AF-Sと書いていないもの)」を装着するとカメラとレンズが「モーターを持たない者同士」となり、オートフォーカスが作動しません。

  • レンズに「AF-S」と書いてある: どのニコン・デジタル一眼レフでもAF・OK!
  • レンズに「AF」とだけ書いてある: D7000系やD500、D700など「中級機以上」でないとAF・NG!

結論:中古ニコンを楽しむ「最強の母艦」はどれ?

オールドレンズやジャンクレンズを遊び尽くしたいなら、ボディ選びが重要です。

1. おすすめカメラボディ

コスパ最強はフルサイズ一眼レフ「Nikon D700」

もしあなたが、古いニッコールレンズを制限なく楽しみたいなら、私が愛用しているフルサイズ「Nikon D700」を強くおすすめします。

NIKON D700
NIKON D700
  • ボディ内モーター搭載(古いAFレンズも爆速で動く)
  • Ai連動レバー搭載(古いマニュアルレンズでも絞り優先オートが使える)
  • フルサイズなのでレンズ本来の画角で撮れる

D700については、別の記事で詳しく解説しています!ぜひご一読ください。

古き良きAPS-C 一眼レフ「D50」

フルサイズではなく昔のAPS-C機でよければ、「D50」もおすすめです。
古い機種ながら「AFモーター内蔵」のため、使用するレンズに制約はありません。

NIKON D50
NIKON D50

中古相場も、フルサイズのD700に比べると4分の1程度。フリマアプリであれば数千円から入手可能です👍

2. 【レンズ】まずはここから「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」

「難しいことは分からないけど、背景がボケた写真が撮りたい!」というD3000/D5000系ユーザーなら、このレンズ一択です。最新の設計なので、どのボディでもAFが動きます。

ニコン デジタル一眼レフ Fマウント単焦点レンズ

オールドレンズに挑戦!「NIKKOR 43-86mm」シリーズ

オートフォーカスではなくなりますが、オールドニッコールで最初に挑戦したいのはニコン初の一般向けズームレンズ「43-86mm」シリーズです。愛称は「ヨンサンパーロク」♪
色収差や周辺の光量落ちに歪曲など、クセつよレンズの代表格でもあります。

お探しの際は「非Ai」と書かれたものをゲットしないよう、十分お気をつけください!

まとめ

ニコンFマウントは「過去の資産」を使えるのが最大の魅力ですが、そこには少しだけ知識が必要です。

  1. 「非Ai(穴なしカニ爪)」は基本NG。
  2. エントリー機は「AF-S」レンズを選ぶ。
  3. D700クラスの中級機なら、ほぼすべて(非Aiを除く)のレンズが楽しめる。

このルールさえ覚えれば、ハードオフの青箱(ジャンクコーナー)は宝の山に見えてくるはずです。ぜひ、あなただけの一本を見つけてください。

おまけコーナー

こちらはD700の作例です。使用したレンズは「Ai AF Zoom NIKKOR 35-70mm f2.8」で、AFモーターを持たないタイプなのでエントリー機ではマニュアルフォーカスになります。

NIKON D700 + NIKKOR35-70mm f2.8
NIKON D700 + NIKKOR35-70mm f2.8

十分すぎる描写力ではないでしょうか。
古くなり、安くなってはいるものの、レンズのスペック自体が高めなので当然です。
「ズームレンズでF2.8通し」は、最新のレンズでは数十万円というクラスですが、数千円で入手可能ですよ。

こういった、かつての銘玉が格安で流通している中古市場は見逃せない状況になっております。

フォトあ

よく注意して、ニコンカメラライフを楽しんでください。

プリン

組み合わせを間違えるとセットできず悲しいことになりますね💦

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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