【作例あり】エモい写真を中古デジカメで撮る!魅力再発見と選び方のポイント。

Old Digital Camera Review

「エモい」写真を撮るなら、中古デジカメ/オールドコンデジがおすすめです。
…というのは私が主張しているわけではありません。若い人を中心に静かなブームとなっているとのことです。

この記事では、実写レビューを交えながら、中古デジカメの魅力を再発見してまいります。
作例だけでも目を通していただき、どの時代のオールドコンデジがお好みか、検討してみてください。

Panasonic DMC-F1
空は白飛びし、電柱は光の彼方へ…
プリン

…えっと、”エモい”の意味分かってる❓

フォトあ

自分なりの解釈で頑張ります💦

目次

中古デジカメの魅力に迫る!

コストパフォーマンスの良さ

中古デジカメの最大の魅力は「安さ」です。最新機種の性能向上により、数年で価値が薄れるデジカメは、中古市場においてコスパ最高でした。スマホの普及に伴い、わざわざ購入する人も減少し、持っていた人は手放すようになり、注目もされなくなってきていました。
ところが!それが変わってきているようです。
どうやら「静かなブーム」の到来により、中古価格も全体に上昇してきているように感じます。

それでも、高級コンデジでない一般的なデジカメであれば1万円を切る価格で購入できます。
例えば、今でも人気の高いCanon PowerShotシリーズや、黎明期を支えたOLYMPUS CAMEDIAシリーズなどの最初期の機種などがあげられるでしょう。

そう、エモい写真が撮れる

中古デジカメは、現行モデルにはない「エモい」写真を撮ることができる、ということで人気が再燃しているとのこと。「エモい」は感覚的なものであり、感じ方は人それぞれだと思いますが、古いデジカメという括りでは、特有の色味やノイズなどが、独特の雰囲気を醸し出すのでしょう。
こうしたカメラを使うことにより、トイカメラに近いような、最新のカメラやスマホでは作れない「個性的な写真」を撮影することができます。

Panasonic DMC-F1
この雰囲気ですが、夜ではありません。

少し暗いところでもノイズが多めに出る、LUMIX F1。当時のデメリットが今では新鮮なのでしょうか。
もちろん、フラッシュを使うと意味がないので「OFF」にして、カメラに頑張ってもらいました。

平成レトロなデザインと操作感

中古デジカメ/オールドコンデジは、現行モデルにはない”平成レトロ”なデザインも魅力です。特に、2000年代初頭のデジカメは、各社のユニークなデザインが目を引きます。
とか言いつつ、その時代に普通に使っていた自分にとっては「ただの古いカメラ」に思えてしまいますが、その頃は子供だったり、まだ生まれる前の方々には新鮮に映るのかもしれません。

Old Compact Digital Cameras

ご覧のとおり、背面液晶は小さいものが多いです。

フォトあ

“遠視”にとっては厳しすぎるサイズ💦

当然、タッチパネル機能は存在せず、全ての操作は「ボタン・ダイヤル・レバー」によります。
これも「その頃、既に大人だった我々」には当たり前であっても、ギミックとしての面白さがあったりする…のかもしれません。

実写レビュー:手持ちのデジカメにて。

これより、以下の4つのカメラの作例をご覧ください。

  • Panasonic Lumix DMC-F1
  • OLYMPUS CAMEDIA X-2
  • RICOH CX4
  • CANON PowerShot S95

恐らく、一番「エモい」カメラは「Lumix F1」ではないかと思います。
その根拠が正しいかどうか、皆様の眼でジャッジをお願いします!

Panasonic Lumix DMC-F1

Panasonic Lumix DMC-F1の概要です。

  • 発売:2002年10月
  • 実勢価格(当時):5万円前後
  • 有効画素数:320万画素
  • ズーム:光学3倍、デジタル9倍

Lumixシリーズのエントリー機2代目という微妙な立ち位置のためか、中古市場でもあまり見かけないマイナーな印象のカメラです。それでも当時のイメージキャラクターに浜崎あゆみ氏を起用していたところを見ると、力を入れていたようですね。
中古相場は数千円といったところでしょうか。

さて、実際に使用してみると、「あぁ、デジカメってこんな写りをしていたなぁ」と懐かしい感覚になります。

それこそ、スナップ写真が得意そう…ということで、名古屋の街を撮ってきました。
※本記事前半の作例2枚も、このLumix F1で撮影したものです。

この作例は車窓から。空に見える変なカタチの白線は、車内がガラスに写り込んだものです。

Panasonic DMC-F1
変わった飛行機雲ではありません!

なんともフィルムライクな仕上がりですね。
こういう写真を見て思うのは、フィルムっぽい写真の空は真っ青ではなく、少し緑がかってるというか、淡い色合いだということです。このカメラもそんな感じで、画素数の低さと相まって「トイカメラ」にも近い仕上がりです。

こちらは歩きながら地面をパチリ。偶然駐車場の数字が軸となり、不思議な写真になりました♪

Panasonic DMC-F1

こちら↓は…作例としてはズルいですかね(笑)。古いビルと看板自体がエモい例。

Panasonic DMC-F1

元々「廃墟好き」なので、こういうしなびた街の風景は大好きです。F1を片手に、古い商店街や温泉街、廃屋や廃旅館を撮るのもアリですね。いつか、そんなところへ行って撮ってきます!

明暗さのある風景は、空が簡単に白飛びします(笑)。スマホでも撮って比較すべきでしたね。

Panasonic DMC-F1

以上、名古屋・栄の街撮りでした。
栄は名古屋の中心街ですが、目抜き通りから少しそれただけで昭和~平成の雰囲気が残る路地がたっぷりあります。
歩いてシャッターを押すだけで、雰囲気ある写真が撮れます。スマホでもよいので試してみてください👍

F1の作例は以上です。この機種での写真がもっと増えたら、F1の個別記事をアップする予定です。

OLYMPUS CAMEDIA X-2

続いてのカメラは「OLYMPUS CAMEDIA X-2」です。

  • 発売:2002年11月
  • 定価:89,000円
  • 有効画素数:500万画素
  • ズーム:光学3倍、デジタル9倍

奇しくも「Lumix F1」の翌月、ほぼ同時期に発売されたオリンパスのカメラです。
中古市場ではそこそこ見かけるカメラかな、という印象ですが、そこまでメジャーではありません。
こちらは当時、デジカメの中でも上位機種だったようで、画素数も「500万画素」と多めです。
そのため、Lumix F1ほど「古い感じ」の仕上がりにはならず、普通に良さげな写真が撮れてしまいます(※個人の感想です)。
ということで、あえて逆光や暗いところなどで撮影した作例を紹介させていただきます。

こちらは神社の鳥居と植木。思いっきり太陽を入れてみましたが、良く撮れています!

OLYMPUS CAMEDIA X-2

ゴーストもほとんど出ておりません。オリンパスの技術がなせるワザでしょうか。

こちらは東山動物園のトラ舎。ISOはオートだったか…少し暗い場所ですが、手持ちでブレずに撮れました。

OLYMPUS CAMEDIA X-2

スマホだともっと補正されると思いますが、現地の雰囲気を壊さない仕上がりはいいですね。

こちらは1枚目より多めに太陽光を入れてみました。

OLYMPUS CAMEDIA X-2

…ちょっとやりすぎですね。うまく生かせば「エモい」写真が撮れそうです。

さらに逆光の作例。これは太陽光線が美しいです!照らされた紅葉もいい感じに輝いてます。

OLYMPUS CAMEDIA X-2

さて、これらの作例の仕上がりがエモいか?と言うと、どうなのでしょう。
発売時期はLumix F1とほぼ同時期なのですが、画素数など全面的にX-2のほうがワンランク上です。

何より、自分自身が2000年代初頭の「デジタル一眼レフカメラ」を現役で愛用していることもあって、そこまで古さを感じない…という個人的な”問題”があるのかもしれません。

プリン

“その時代”でまだ留まってるってわけね😹

RICOH CX4

あと2機種、お付き合いください。今度は「RICOH CX4」というカメラです。

  • 発売:2010年9月
  • 実勢価格(当時):40,000円前後
  • 有効画素数:1,060万画素
  • ズーム:光学10.7

最初の2機種が登場してから8年後、2010年に発売されたCX4は、その8年の間のデジカメの進化を体感できるカメラです。「光学で10.7倍」が目を引きます!※望遠側の作例は無い旨、ご了承ください…
なお、リコーのデジカメは「GRシリーズ」が絶大な人気を誇るので、他のシリーズは影が薄いですね。このCXシリーズも長くは続きませんでした。
こちらは上位機種のGRに匹敵するオプションを備えたカメラでしたが、実力はどうだったのでしょうか。

比較的新しく、デジカメもすっかり洗練された時代のカメラだけに、そつのない写真を創り出します。

こちらのカメラ、私の場合は中古ではなく当時新品で購入しております。
エモいかどうかは分かりませんが、淡い仕上がりになる印象で、当時はあまり好みではありませんでした。

RICOH CX4

こちらは色が出ているので、トイカメラモードなどで撮影していたかもしれません。

RICOH CX4

こちらはあちこち白飛びギリギリといったところ。「あっさりした仕上がり」も、ある意味そのカメラの個性的でもあるので、被写体によっては雰囲気を生かせるかもしれませんね。

RICOH CX4

最後はハウステンボス。マジックアワーの良い雰囲気がしっかり出ていますね。

RICOH CX4

最初の2機種に比べて、2010年代初頭のコンデジは、どのような印象を持たれたでしょうか。
当たり前ですが、前半の2機種より「最新のカメラ」と仕上がりに差がなくなってきているのがお分かりいただけたかと思います。

RICOH CX4については、特化した記事もアップしております。ほかの作例もあるので、よろしければご一読願います。

Canon PowerShot S95

最後はCanon PowerShot S95。
中古市場では今でも人気の高いカメラで、私も10年以上使い続けています。

  • 発売:2010年8月
  • 実勢価格(当時):38,000円前後
  • 有効画素数:1,000万画素
  • ズーム:光学3.8倍

注目は当時の価格です。2002年の2機種と比べて超高性能なのですが、実勢価格はこちらのほうが低いですね。8年のうちに性能の進化と発売価格相場の下落が顕著に表れた時期でした。

このカメラも「エモい」というには仕上がりのレベルが高く、当時もハイエンドコンデジ界の集大成のような存在でした。
その理由は、コンデジでありながら「デジタル一眼レフ」さながらの撮影機能を持っていたことです。
絞り開放値も「F2.0」と明るいので(デジタル一眼のF2.0と同じではないですが)、コンデジとしてはボケ味も楽しめます。

実際に使っていただくのが一番ですが、今でも通用する高い画質と、一眼カメラのような操作性は高い満足度を得られます。特に風景写真において、その実力を存分に発揮するのではないでしょうか。
ポートレートは、どうしても「デジタル一眼カメラと単焦点レンズ」がおすすめですが、上手く撮ればコンデジの範囲に収まらない写真に仕上がることは間違いないです。

ではここから作例です。舞台が軽井沢というのがズルいかもしれませんが…

まずは、霧が立ち込める森と、その向こうで式を挙げる様子です。

CANON PowerShot S95

緑が階調豊かというのか、しっかりと表現されていると思いませんか?

ちなみに、本ブログの全ての作例はJPEG撮って出し・無加工となっております。
それがどうしたと思われてしまうかもしれませんが…
なぜ加工しないかというと、加工してしまうと「そのときそのカメラで撮れたもの」ではなくなってしまい、カメラの性能か加工による効果か分からなくなってしまうからです。
なので、失敗したと思ってもそのまま載せるようにしています。
もちろん、作例や構図に自信があるから、という理由ではありません…

こちらも霧の中の駐車場。エモいも何も、シチュエーションが通常の環境ではないですが、好きな仕上がりです。

CANON PowerShot S95

夕刻、霧が晴れてきました。発色が良いですね。

CANON PowerShot S95

ひとつ前の「RICOH CX4」があっさりした写真を生み出すのに対して、S95はこってりとした仕上がりです。その仕上がりが大好きで、その頃からS95に軍配が上がっておりました。個人差はあると思いますが、私は濃いめの写真のほうが好みです。

CANON PowerShot S95

作例のまとめ

いかがでしたか?
好みの仕上がりはあったでしょうか。
作例に一貫性がないので、単純に比較はできませんが、やはり最初のF1が「いかにも古いデジカメ」といった趣きで、「エモい」を基準にすると今回のナンバーワンかなぁと個人的には思います。

ひとつだけ専門的なお話をすると、イメージセンサーが現代のカメラとは異なるタイプが主流だったことが、現代の写真との仕上がりに差が出る一因でもあります。

イメージセンサーは2種類ある?

イメージセンサーとはまたの名を撮像素子といい、レンズを通った光を集めて「写真」を創り出す、いわゆるカメラの心臓部にあたります。その仕組みが2種類、「CCD」と「CMOS」が存在するのです。
現代の主流はCMOSセンサーですが、当時はCCDセンサーが主流でした。その中の大きな違いとして「CCDのほうが鮮やかな発色になる」という点が挙げられます。
専門的な解説は一切端折りますが、造りの違いでそうなるようです。

ここで思い出していただきたいのは、「RICOH CX4はあっさりしていて好みではない」という私の発言です。
実は今回の4機種のうち、CX4だけ「CMOS」なので、仕上がりがあっさりなのは、それが原因かもしれません。
私自身、買った当時はCCDだ、CMOSだ、など知らないので、なぜあっさり・のっぺりした写真になるのか不思議でした。
恐らく、CCD⇒CMOSの移行期で、CX4に採用されたCMOSセンサーが発展途上だった可能性があります。

そんなCMOSですが、今では主流となっております。なぜ鮮やかな発色で今でも評価の高いCCDが廃れたのか?というと、恐らくコスト削減が一番大きな理由なのでしょう。後はCMOSそのものの正常な進化と、「補正技術」の進化でしょうね。
自分のような古い人間は、補正に抵抗があるので…CCD機の自然な発色を求めてしまいます。

CCD/CMOSの違い・詳細は、シャープさんの解説ページを参照願います。

中古デジカメの選び方

カメラの選択は運次第?

中古デジカメを選ぶ際には、まず最初にメーカーや発売時期、画素数などで絞るのがよいかもしれません。
本当に初期のデジカメは「200~300万画素」です。単純に「画素数が低いとエモい」というわけではないと思いますが、イメージに近い「エモい写真」が撮れる可能性が高まるのではないでしょうか。

そして、自分の撮影目的を明確にすることも大切です。撮りたいのは風景写真でしょうか?それともポートレートか、スナップ写真なのか…メインの被写体が何かによって、どのカメラが良いか決まってきます。
基本的にデジカメは新旧問わず、ズームタイプのものがほとんどですが、その中でも「より広角なタイプ」は風景撮影が向いています。一方、ポートレートでボケ味の美しい写真を撮りたい!となるとコンデジは苦手な分野です。
やはり、街撮りなどのスナップショットはおすすめです。

“エモい”仕上がりもさることながら、大きなカメラを構えるわけではないので、目立たず撮影できる点も強みですね。

状態の確認ポイント

いざ、中古デジカメを購入すると決めたら、まずはカメラの状態をしっかりと確認してから検討することが重要です。特に、動作未確認など「ジャンク」の記載があるものはリスクが高いので、最初は避けたほうがよいでしょう。
「電池が無いので動くかどうか分からない」という商品は、電池を買って入れても動かないかもしれません。

よくあるNGポイントは以下のとおりです。

  • 起動時にレンズが出てこない・出たまま戻らない
  • レンズが曇っている
  • シャッターが下りない
  • SDカードなどに写真が保存されない
  • すぐにバッテリーが落ちてしまう

激安でゲットしても、動かなければ意味がありません。
他にも、写真の撮影ができたとしても、例えばレンズに傷があると、写真に影響が出ることがあります。また、背面液晶が壊れている場合は、撮影対象が確認できない・メニュー操作ができないなど、使う上で非常に不便です。

こうした点をしっかり確認することで、より安心して中古デジカメを購入することができます。

どこで買うのがベスト?

デジカメに限りませんが、中古製品の購入は「安心」と「安さ」のどちらを重視するかによって変わってきます。
今の時代はフリマアプリやネットショップが中心になるかと思いますが、より安心なのは、やはり中古カメラショップに趣き、実際に手に取って確認するのがベストでしょう。特に、保証が付いている販売店を選ぶと安心です。大手の中古カメラ販売店は保証が充実している分、価格設定は高めです。

いや、格安なフリマアプリやオンラインショップで購入する!ということであれば、出品している商品のレベルや、評価の高さをしっかり確認し、失敗しないように選びましょう。

中古デジカメのメンテナンス方法

さて、中古のデジカメを入手したら気を付けることをお伝えしておきます。

レンズのクリーニング

中古デジカメを長く使っていると、知らない間にレンズに汚れが付着していることがあります。特に表面が曇ると写真の画質に影響が出てしまいます。
デジカメの構造上、電源OFFとともにレンズもしまわれてしまうタイプが多いので、クリーニングするときは電源をONにして、専用のクリーニングキットを使用して綺麗にしてください。ホコリやチリはブロアーで静かに吹き飛ばし、レンズ専用のクリーニングペーパーを使って、丁寧にクリーニングすることが大切です。

バッテリーの管理

中古デジカメは、正常に動作してもバッテリーが劣化していることが少なくありません。バッテリーの持ちが悪くなると、当然ですが撮影の真っただ中で完全に終わってしまい、悲しい思いをすることになります。
バッテリーは、使用しないときには取り外して保管することが推奨されます。また、種類によってはフル充電して保管するのも劣化のもととなるので「どうすればいいんだよ!」とツッコミ入れたくなりますが、できるだけ適切な管理をバッテリーの劣化を防ぐことが大切です。

また、古くなるにつれて「純正バッテリーを新品で購入すること」が難しくなってきます…
ネットで評価の高い互換バッテリーを探してみてください。

カメラ本体の保護

中古デジカメを長く使うために、カメラ本体も剥き出しでそのへんに置いておくよりは、デジカメ専用のバッグやケースに入れておきましょう。カメラは落としたら終わり、と思ったほうがよいです。専用ケースは衝撃から守ってくれるので、カメラを入手したらぜひ、バッグだけでなくストラップもセットしましょう。また、使用後のケアも大事です。雨の日に持ち出したら、帰ったあとにカメラを乾燥させるようにしましょう。
湿気がカメラ内部に入ると、寿命が早まってしまいます。
こうした点をしっかり守ることで、そもそも年月が経過している中古のデジカメをさらに長く愛用することができます。

記録媒体について

メンテナンスとは趣旨が異なりますが、購入前に記録媒体の種類もチェックしておきましょう。
今回の4機種は、「OLYMPUS CAMEDIA X-2」以外は一般的なSDカードですが、X-2はオリンパス独自の「xD-ピクチャーカード」という、今となってはナゾの仕組みが採用されております。基本的には「SDカード」を使用できるものから選ぶと苦労しません。

また、「スマホにWi-Fi転送する機能」は、2010年代半ばまでの機種には無いものと思ったほうがよいです。
そうなると諦めるしかない…というわけではなくて、「Wi-Fi転送機能付きSDカードアダプター」で何とかなる可能性があります。以下の「ez Share」など、いくつかのメーカーから発売されています。

microSDHC(8GB-32GB)サポート
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「可能性がある」とした理由は、「デジカメの最大可能容量<ex ShareのMicroSDカード最低保証容量」となるパターンがあるためです。例えば「デジカメの保存可能最大容量が2GB」だとしたとき、ez Shareの最低保証容量が4GB~なので、保証できないことになります(検証では2GBも可能でしたが、あくまで保証対象外です)。

実際に私が検証した記事はこちらになります。ぜひ参考にしてみてください。

古いデジカメの場合、記事にある「ez Share SDカードアダプター」が対象です。SDカードタイプは保存容量が大きすぎるので、古いカメラの最大可能容量を大きく超えてしまい、使用できません。

SDカードアダプターとMicroSDカード(4GB)の組み合わせが妥当です。

まとめ

中古デジカメ/オールドコンデジは、そのコストパフォーマンスの高さや独特のデザイン、「エモい写真」が撮れる点など、最新の機種では成し得ない、実に多くの魅力があります。

今回の記事と作例を通じて、中古デジカメの魅力を感じていただけたら幸いです。
ぜひ、今回の4機種を参考に、中古デジカメを手に入れて、あなたのカメラ・ライフのひとつに加えてみてください。
中古デジカメでエモい写真を撮って、魅力に触れてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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